フジクラより単心専用ファイバカッタ CT-06が2013年にリリースされています。
2012年に従来のCT-10シリーズが廃盤となり、CT-05が発売されて1年後のことでした・・・
わずか1年で次機種が登場したその背景は
従来、CT-05と言う機種がありましたが、既に廃盤となっています。
まだリリースされて1年ほどですが、
一体何が変わったの?
と言う話ですが、
切断精度が向上したようです。
切断角度が1°⇒0.5°になったようです。
カタログ資料にはここらへんは明記されていません。
ですので、お伝えする必要があると思いました。
前の機種CT-10シリーズに追随した
2010年に発売されたCT-10シリーズが切断角度1°と、高精度カッターであるCT-30と同等であったため、合わせるように仕様変更したようです。
今回の改善は非常に重要ですね。
ファイバの接続の品質はファイバカッタの切断具合がいかに真っ直ぐ切れているか、によるためです。
ほとんど、そこで決まってしまいます。
宅内工事用としては、光ファイバスライドカッタが標準機種となりつつあるが
単心ファイバカッタは、NTT-ATが光ファイバスライドカッタ
と言う機種が先行販売されてきたせいか、結構有名です。
価格\39,000-ですが、
切断回数が1万回となっています。
このフジクラ CT-06は
価格は約5万円前後(さらに型式選定が必要)しますが、
切断回数が48000回となっており、
1回切断当たりのランニングコストを考えると、このフジクラ CT-06が有力と言う事になるため、お奨めしております。
当のフジクラ自身が、「あまり売れないかも・・・」
などと言って自信なさげなのですが、
NTT-ATの光ファイバスライドカッタに市場を占有されているだけですよ!
と私が助言してあげると、その存在もあまり知らなかったようでした。
宅内開通では、単心ファイバカッタの利用で充分なはずです。
線路工事用の多心ファイバカッタを使用するのでは少しもったいないのではないでしょうか?
一度、検討してみても良いかもしれませんね。