計測器新品購入時には何故校正証明書は付属していないのか

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光パワーメータやOTDRなどと言った計測器は、校正証明書は新規購入時にはついておりません。

改めてお預かりしての校正作業と共に有償対応になります。

修理や不具合でのお預かり対応時に一緒に校正証明書まで出されることをお奨め致します。

しかし、ここ近年ISO9001などの取得されている社内事情もあり、どうしても書類上必要である。

と言う場合、

出荷検査データを元に、校正証明書を発行手数料(3,000~4,000円)をいただく形で、

新品と一緒に納品する対応をされているメーカーも結構あります。

これは日本国内の市場がそういう慣習である、としか言いようがない

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このように、ご説明すると、

「何で新規購入時についていないのだ?そもそも付属させるものではないのか?発行手数料なんてなんで払わねばならんのだ」

と、稀につっこみを受けることがありました。

これは、ズバリ『日本国内市場がそういう慣習です』

としか言いようがないです・・・

国内のほとんどの計測器メーカーは購入時には1年保障があるため必要ないという判断のようです。

そんな1年やそこらで計測値が狂ってくることなど、あまり想定できない。ということのようです。

なので、新規購入時に、校正証明書が必要になると言うのは【オプション対応】扱いになってしまうのです。

ISO9001を取得されている会社には必要かもしれない

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ISO9001を取得されていて、計測器管理に校正証明書が必須である場合はお奨めいたします。

そうでない場合、今まで新規購入時に校正証明書を付けて、実際に1年以内に利用したと言うことはあまり聞いたことがありません。

たとえ、3000円、4000円と言えど、使う見込みが薄い出費など裂けていきたいものですよね。

ただこれが海外製品の場合は、購入時に校正証明書がついてくる場合があります。

ですが、日本国内で校正が取れていない海外のトレーサビリティ(計測値保障の犬で言う血統書のようなもの)になってしまいます。

・・・なんか微妙ですよね。

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