ここ近年、光パワーメータが1万円以下の激安品が結構出回っています。
光パワーメータは、3万円台になって購入しやすくなった~。
と言うのはもう昔の話だったのでしょうか?
とまで感じてきそうです。
社内や仲間内での確認チェック用では使える
それらの機種について、使うべきなのか否かの相談がちょくちょくいただきますので、
専門家として、その際のアドバイスの回答をお伝えすべきかと思いました。
結論としましては、
それらの激安機種は、自分自身や社内での確認チェック用としてでのみなら使える可能性はある。
とお答えしております。
正直な所、計測値については、その正確性については、何とも申し上げられません。
個人的な所感としては、「あまりアテにしてはいけないんじゃないか・・・」とは思っています。
工事単価として工程が出ている測定データ計測用としてはNG
NGとは一体どういうことか!
と思われたかもしれませんが、それは元請や取引先に、測定データとして提出してお金をいただかないといけないような計測器としては使えない。ということです。
ポイントは校正証明書が発行されるのか?ということです。
それらの機種は、ほぼ海外製(中国、台湾が多い)ですが、
日本国内のトレーサビリティに準拠した校正作業を執り行った校正証明書が発行されることは、ほぼありえません。
では、国内の校正機関にて、見てもらって出してもらえばいいではないか、と言う意見もあるかもしれませんが。
先方もお金をもらってする仕事です。
どこの馬の骨とも分からないような計測器メーカーの機種を、
受け付けていいものかどうか、事前調査の上で、受け付けて良いか否かを審査します。
それだけではありません。
費用面でも校正作業もあわせると、結局、新規購入ほど掛かってしまいます。
もう一度、繰り返すようですが、
それらの激安機種は、自分自身や社内での確認チェック用としてでのみなら使える可能性はある。
と、いうことです。
それであれば、ご購入されてみてはいかがでしょうか。
ただ、購入後の保証はない。と見るべきです。(当然、お分かりかとは思いますが)