工事機器 機械・工具・計測器の修理はいつまで対応出来るのか

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工事機器や計測器を購入された時はあまり意識されないことが多い「修理保証サポート期間」

残念ながら、メーカーはいつまでも修理サポートしていただける訳ではありません。

いつかは修理対応してもらえなくなってしまいます。

ですが、新規購入された場合、ここらへんをあまり意識しないでいるケースが非常に多いです。

これから、何十年と同じ仕事をされていくであろうと言う場合には特に認識が必要なはずです。

今回、覚えておいていただきたいことは

『修理満了時期をベースに設備導入計画を練る』

ということです。

修理満了時期とは

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よく誤解されるのですが、この時を持って修理サポート終了ということではなく、メーカー側の統一ルール的なもので、あくまで目安としての区切りです。

メーカーによって、若干年数は異なりますが、
製造中止後、5年、7年、10年はサポート可能期間を設けて置く。

それ以降は、修理満了とユーザー様に理解を促す。

という訳です。

大手電線機器、計測器メーカーとはいえ、いつまでも部品や付属品がすべて用意できる訳ではなく、製造終了後 ○年まではサポートしておこう。

ということのようです。

ですが、これは一方的なメーカー側都合を押し付けている訳ではなく、

部品や付属品が手配可能な限りサポートさせていただきたい。という気持ちはあるし、実際そう対応しているが、

さすがに手配できなくなってしまってはどうにもならない。

という事情からです。

ここらは、日本企業です。ユーザー様に優しい。

部品の中でも、特に厳しいのは、液晶モニタや制御基板などといった電子部品なのです。

そういえば、パソコンなどは進歩が早く新製品のサイクルがやたらと激しいですよね。

その中でも、こういう機器や計測器への組み込み向け電子部品は、10年などと言う年月はものすごく長く持って対応してもらえているほうなのです。

しかしながら、大手電線機器、計測器メーカーとはいえ、その供給元から「もうこれ以上は勘弁してください」と言われてしまっては、どうしようもないのです。

いつかは、修理サポート出来なくなる日が来る。

この認識を持っていただけると、大事な商売道具を有意義に運用していける計画の参考になるかもしれません。

具体的には、その時期を見越して、常日頃から、設備予算を積み立てておくなど、ですかね。

実際は、この『修理満了』時期になってみないと分からないです。

まだまだ部品や付属品が、手配できる可能性もあります。

修理作業も出来なくなるわけではありません。

(あくまで今までの経験上ですが、約1~2年は対応していただたことがありました)⇒あくまで参考です。

これらの情報を参考に、今ご自身が所有している設備機器の運用計画を考えてみてください。

私どもでよろしければ、ご相談に乗らせていただきます。

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