2004年に発売されたOTDR AQ7260がとうとうメンテ満了の発表を迎えるようになりました。
公式発表としては、2015年3月末です。
ですが、これで全く修理が出来なくなる訳ではなく、今までのような『どのような不具合現象にも対処した修理対応は出来なくなります』と言うことです。
これを持って修理していただけなくなる、と言うことではありません。
では何故このような満了日が設定されることになっているのでしょうか?
今回、このカテゴリはじめての記事ですのでキチンとご説明いたしますと。。
それは、単純にメーカーである横河メータ&インスツルメンツ(旧安藤電気)にて、【製造販売終了 5年後を目処に保守満了とする】取り決めがあるためです。
部品材料は、いつかは入手できなくなってしまう。
メーカー側としても、ずっと受け入れ体制を続けて行く訳にもいかず、いつまでも修理対応は出来ないのでどこかで区切りを入れる必要がある為、このような満了日という設定をされているそうです。
同製品は2004年に、国内のみならず、世界的な大ヒット商品であったminiOTDR AQ7250の後継機種としてリリースされました。
特に北米では絶大な人気で、2000年頃のITバブルに沸いた当時は国内で入手しようとしても、納期が3ヶ月も掛かっていました。
国内のお客様よりも北米の需要を優先していたほどです!
(今でもメイン需要は北米ではありませんが海外です。が、当時のように国内のお客様を後回ししなければならないほどではありません。さすがに・・・)
発売当時、AQ7250で問題とされていた改善点を見事にクリアしたさらなるフルモデルチェンジした製品として、こちらもなかなかの人気でした。→こちらは別途記事にします。
使いやすい操作性をそのまま引き継ぎ、リリースされました。
2007年にさらに後継機種 AQ7270がリリース。
2008年にさらにAQ7275がリリースされていましたが、根強い人気機種であったことと、長距離用パルスユニットがこの機種で対応させていたことの理由により、2010年3月末まで製造販売を続けておられました。