ドロップクロージャーから伸びているドロップケーブルが増えてくると、
さらに引き込みをするにしても、
撤去するにしても、
保留状態にするにしても、
「このケーブルは本当に触っていて大丈夫なのだろうか」
と、思わずにはいられません・・・
それに、
特に、NTTフレッツ光サービスは、ONUを宅内に設置してしまう為、
加入者の居住中か否かの判断が難しく撤去業務に支障をきたしていました。
そこで、従来のIDテスタに、ONUが稼動状態なのかを検知することが可能となった機種が誕生したのでした。
NTT専用機種だったが、一般販売しても良い機種がリリースした
以前からあったONU検知機能付きIDテスタがリニューアルした形で発表されました。
それを効率よく野外で判別できるIDテスタを数年前よりNTT東日本が推進する形で、
フジクラと共同開発して出来たのが【FID-28R】と言う機種でした。
そのIDテスタは、NTT-REC経由でのレンタル、若しくは販売でのみしか入手できなかったのですが、
今回の新機種で自由に販売が出来る機種として【FID-30R/31R】がリリースされています。
メーカーは2社 フジクラと住友電工です。
古河電工は、当初からの開発には参加していなかったのか、
IDテスタのメーカーとしては2社のみが参加した形になっています。
フジクラがリリースしている
従来のIDテスタの機能に、ONU検知機能までが付いた機種として、2015年にリリースされています。
住友電工がリリースしている
これは、既にIDテスタは所持しているので、ONU検知機能のみ欲しいと言われる方に向けた機種です。
若干ですが、コストメリットがあるようですね。
NTT東西フレッツ サービスの為の対応だったが、
さすがに一般販売するだけあって、どうも他の通信事業者にも対応していくようです。
詳細は分かり次第、お知らせいたしますが、これはなかなか大変なことでしょう。
もはやFTTH通信事業者は、CATV局も合わせると数十~数百にも登ろうかと言う勢いです。
その都度、本体ソフトをバージョンアップしていくことになるのですからね。
ですが、これはメーカーにとっては大きなビジネスチャンスと捉えているに違いありません。
残念ながら、どこの事業者でも対応している訳ではありません
非常に興味を持たれるこの機種なのですが、現状はどの事業者でも対応してはいません。
ですので、注意して導入するようにしてください。
欲しくても希望されるFTTH通信事業者のONUに対応していないならば、
少なくともフジクラ以外にはしなければなりません。
従来のFID-25/26Rという機種を廃盤にしてしまったのですから。。
わざわざ高額な、FID-30R/31Rを導入する意味合いは薄れてきます。