FTTH宅内開通受光レベルチェック用として最も古い実績を持つMINIパワーメータシリーズ

merumaga_banner

もうご存知の方も多いでしょう

PHOTOM(フォトム)ブランドでお馴染み

グレイテクノス
MINIパワーメータ Model 211シリーズ

有名なメーカーに先駆けてリリースしてメーカーとして有名になる

1990年代後半頃からであったと思いますが、

アンリツや安藤電気(現在の横河メータ&インスツルメンツ)といった
NTTから直接指導を受けて開発してきた業界標準的なメーカーを差し置いて

小型ハンディで低価格な光パワーメータを出しているメーカーとして有名になっていました。

当初は「ハクトロニクス」という会社名で、PHOTOMというブランドロゴは
既にこの頃から言われていました。

この当時、この2社のメーカーでは、
やっとハンディタイプの光計測器が出始めたころでした。

安藤電気(現在の横河メータ&インスツルメンツ)では、

光マルチメータ AQ2150

アンリツでは、

光ロステストセット MD9020

といった機種で、
これらはヒット商品になり、
かなり市場には受け入れられました。

そんな中、割って入ってきたのが
ハクトロニクス(現在のグレイテクノス)MINIパワーメータシリーズだった訳です。

2001年以降のFTTHサービス本格化で一気に注目を浴びることになる

2001年3月よりUSENとNTTにて、光ファイバインターネットサービスが本格スタート
となりました。

これに伴って工事会社もその対応の準備を進めていくのですが、
その際には今まで光ファイバなど触ったこともなく、
当然ながら何の機械工具や計測器も備えていない工事会社が
その用意をしなければならなくなります。

その中で、
光計測器を使う項目があるのですが、

宅内でのONUの光受光レベル測定が規定範囲内なのか、
を測定しなければなりません。

宅内サービス開通工事班といえば、
全国各エリアに数多くの班の編成となるでしょう。

その際には、
先ほど上げた2メーカーの機種ではコストが
10万~15万ほどしてしまう計算になってしまって、
とても何台も導入できない、という状況になってしまいます。

そんな中、
脚光を浴びたのがこのMINIパワーメータシリーズでした。

コストが標準価格\39,800-
と当時としては破格でした。

当時、安藤電気代理店営業だった私はメーカー担当にパッパを掛けました。

「こんな状況になってきているのに、お宅はまだ安い光パワーメータを出さんのか、
もうこのメーカーのを進めるよ」

と、断っておいたうえで、
このMINIパワーメータを相当の台数を売りさばいていく事になります。

窓口となる伯東株式会社
担当からは、月日を追うごとに、
あまりにも発注台数が多くなっていくので驚かれてしまいました。

今となっては懐かしい思い出です。

通販で検討される方はこちらまで

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする