横河計測光ロステスタAQ1100をリリースした事情とはとある通信事業者が大きく関係していた

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双方向の損失測定用としての需要への計測器メーカー対応について
特に通信事業者での基幹伝送網や国土交通省などの通信インフラでの測定やメンテナンスでは、まだまだ双方向での損失測定を義務付けられているケースが多いと聞きます。

双方向での損失測定と言えば、LD光源と光パワーメータが各2台必要となるなかで、
ご紹介した横河計測 マルチフィールドテスタ AQ1100

この機種について、個人的に事情に詳しく情報を得ておりましたので、
この場でご紹介することにしました。

2つの機器を持ち歩く手間を省くというものあったが


横河計測が旧安藤電気時代に出していた縦長の機種 AQ2150シリーズ

では、どうしても2つ持って歩かないといけなかったので、
それを1つにしておける利便性はありましたが、

それだけではわざわざ開発費を投じてまで取り組んだ要素にはなりません。

横河計測 光源とパワーセンサ内蔵型のマルチフィールドテスタ AQ1100

主にKDDIメインとした通信事業者のインフラ網での双方向測定の需要があった

どうやら決め手は

KDDIが自社のインフラ網で双方向での損失測定が義務付けられているから、
ということがその事情でした。

それを受けて開発費を投じて実行に移そうという決断に至ったようです。

やはり何か大きな担保?になるようなマーケット的な要因が必要なのですね。

オートロス測定機能による測定の自動化が実現して効率があがっている

最大3波長(本体の光源波長オプション内容にもよる)

局間同士で対面した作業者が携帯電話や無線で打ち合わせする必要もなく、
その測定しているファイバに入光している光源とパワーセンサで、
通信制御をやりとりをしていて、損失測定を自動測定をさせることが可能となっています。

何十心、何百心もの測定が自動で可能で、データは本体メモリにCSVというファイル形式で保存されます。

ここが普通のロステスタとは違う大きな利点となっています。

ここについては、またの機会に詳細な説明をいたします。

Ping試験が可能

ロス試験だけでなく、導通確認までもが可能なようです。

伝送損失を計測しても、その心線が違う線番同士の測定なのかが
不安になった時に確認することが可能となっています。

わざわざパソコンを立ち上げて、専用ソフトを使用せずに済みます。

■使用可能な設定

フレーム長 32~1526バイト 送信モード 連続送信、またはフレーム数指定送信を選べる 時間 1s~3600s インターバル 100ms~1s

この計測器

光源とパワーセンサ内蔵型のマルチフィールドテスタ AQ1100

定価 35万円します。
2台で約60万です

ハイ、高額です。

ですが、やはり高額なだけありますね。

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