ONU検知機能IDテスタは本当にあてになるのか

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フジクラがリリースしている

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ONU判別機能付きIDテスタ『FID-30R/31R』

従来のIDテスタの機能に、ONU判別機能までが付いた機種として、2015年にリリースされています。
住友電工がリリースしている

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ONU検知ツール FDT-20NU

ONU判別機能のみが付いた機種として、2015年にリリースされています。
非常に便利なチェッカーであると評判で、売れ行き好調なようです.
FTTH用の架空クロージャーにて、ドロップケーブルを何らかの事情で切断する必要に迫られた場合は、加入者端末のONU信号が生きているかで判断するのがNTTでの工法の決まりとなっているから、というのが大きな要因です。

このチェッカでも必ずしも万全ではない

これが必ず当てになるのか、と言えばどうでしょうか・・・
・加入者側でONUの電源アダプタのコンセントが外れているかもしれない・・・
・加入者側での事情で電気が止められているかもしれない・・・

このような想定はされているのでしょうか。。
確実に切断しても良いか確認したい場合には、

古河電工 ターミネーション検知ツール「ID-T」


が良いかもしれません。
これは、ONU端末に繋がるSCコネクタに、1.65μmの光が反射するフィルタにより、
戻ってきた1.65μmの光を検出するチェッカーなのです。

なので、ONUが電源が入っているかいないかは関係ありませんし、
ONU端末に繋がるSCコネクタに、1.65μmの光が反射するフィルタがある、
ということは端末が開通して引き込まれているということなので、

「切断してはならないドロップケーブルである」ということになります。
ただこれは、局内で、

光線路試験システム(AURORA)

を操作して、心線番号を指定して1.65μmの試験光を出させるという手順が必要になります。

そして、このシステムが加入者局内に普及しているのは、NTT西日本なのです。
現状、NTT東日本では局内伝送側に、AURORA(オーロラ)はあまり普及しておらず、
信号源としては、別途1.65μmの光源を用意しないといけません。
で、あるため災害復旧であったり、支障移転工事であったりにせよ、
重要性、緊急性のある内容の工事件名、あるいはメンテナンス用途で効力を発揮出来るのではないか、
と言われています。
価格は、ONU判別機能付IDテスタより少し安く、
約15万ほどのようです。

IDテスタを通販で検討される方はこちら

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