工事機器や、計測器を使用していると、多かれ少なかれ不具合や故障が発生して修理に出さなければならない時が来ます。
一方では、うまく大事にお使いで数年間もの長い間修理を出していないユーザー様もいます。
この違いについては、別の機会に取りあげますが。
修理が発生した際に、運送屋に依頼して発送する時の注意点についてお話したく思います。
不具合内容を具体的に明記する
修理事前診断は早く済ませてもらいたいものです。
融着機であれば、『電源は入り、放電検査もしているが、突合せ時にエラーが出る。』と言うような
メーカー側のサービスマンに何がどう調子が悪いのかをしっかりと伝えておくと何度も動作させることもなく現象が再現するでしょうから、診断が早くなります。
書きようが悪く、伝わらないと「現象が出ないので動作点検だけして返却します」と言われてしまいかねません。
ハードケースに入れても安心できない
ハードキャリングケースは、運送屋でも発送出来るように用意された、と私も認識していましたが。
これは大きな勘違いでした。
メーカー側は納品時には、ハードキャリングケースもケースに梱包して納品してきます。
彼らは、運送業者を信頼してません。
何百回、何千回と発送していくに際して、一度でもトラブルがないように、梱包状態の振動試験をして損傷検証をキチンとしているらしいのです。
ですのが、修理発送する際にも、ハードキャリングケースに入れて発送などはしないのが堅実かと思います。
なるべく付属品を入れておかない
電源コードや測定ケーブル。ホルダなどをケースに一緒に入れて発送する場合もあるかと思われますが、メーカー側で紛失しないとも限りません。
本体に内蔵する電源アダプタなど、それがないと動作しないものは別として。
電源コードや測定ケーブルなどの備品はメーカー側で用意されています。
万一紛失などがあると、お互い時間とコストの多大なロスを生みかねません。
それに重量が減ると運送代も多少なりとも安くなる(かも?)しれませんよね(笑)