住友電工のファイバカッタの刃が自動回転する機種を導入するメリット、デメリットとは

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2007年頃だったと思いますが、
住友電工にて画期的なファイバカッターが業界に登場しました。

カット毎に丸刃が自動で回転していく、という機種がです。

ハンディ光ファイバカッタ[FC-7Rシリーズ]

2016年に出た最新機種 ハンディ光ファイバカッタ[FC-8Rシリーズ]

物理的ミスの可能性を排除

メーカー側が推す導入を進めるメリットがコレ

単なる初心者向けというだけではない機種である所をアピールされるポイントです。

ミスをする可能性をなくしてしまう。

人がまわすとどうしても、丸刃のポジションを飛ばしてしまう可能性は否定できない・・・

回すと確実に刃が変わっていくように矯正してしまったような形である

作業動作を1つ除外してしまうことによる作業効率化が実現!

私は最も重要な要点となるポイントはコレだと思っています。

あまり言われることがないので、言う事にしました。

そうなんです。

切断丸刃のポジション替えも作業の1つなのです。

それを除外してしまうことで、作業効率化になっているのです。

私が思うには、それが最大のメリットではないかと思います。

切断丸刃は長持ちするようになったのか?

そして、コレ

切断丸刃が長持ちするようにはなったのか、ですが

今までは同じ丸刃のポジションをひたすら使い続けて切れが悪くなったら
六角レンチなどの工具を使ってその都度回転させていました。

それだと同じ個所を使い続けるので負担が集中することになって
刃のヘタリが早くなっているのではないか

物理的には変わらないはずです。
1つのポジション当り1000心で刃はヘタリます。

自動回転させて刃のヘタリの負担が少し分散されたとしても
大きくは変わらないのではないかと思います。

そこをメリットとはあまり強調はし辛いですが、
全くないとも言えないとも思います。

という見解での考察ですが、

これについては、何とも言えませんね。

メーカー側にもコメントを求めましたが、
「刃の長持ちに関する検証はしていないのでわからない」

というのが現象のようです。

切断刃の交換は工場側での交換のみ

他のメーカーのファイバカッタでも工場預かりで行うことになっていますが、
この自動回転仕様になったから、ユーザー側では交換刃の取り換えが出来る。

ということはありません。

刃の交換作業はメーカー工場に預けて行うことになります。

デメリットはあるのか

同社の回転しない機種と比べて、
約1万円ほどコストがアップになる、ということだったのですが、

これは出荷数が増加しているので、ここ近年は少し値下がりしてきていています。

それでも他社のファイバカッタに比べれば少し高めではありますね。

あと、8心テープファイバをカットするには、
もう少しボディが大きくて重さがあると安定性があって良いかもしれません。

それくらいでしょうかね。

ファイバカッタを通販で検討される方はこちらまで

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