2017年5月より
フジクラにて、
ホットストリッパの新商品がリリースされることになりました
私も実際に展示ブースで使用してみましたのでかなりリアルな感想が伝えられそうです。
被覆除去時のスライドが滑らかに
ホルダを固定して、両手でスライドさせる際の滑らかさが向上しています。
従来よりも、もっと動かしやすくなっていてストレスを感じさせませんでした。
15年ぶりとなる充電期間をフルに発揮
Bluetoouthと言われる無線通信機能が内蔵されており、
スマートフォンのアプリにてホットストリッパの加熱、時間などと言った
設定の変更が可能になっています。
ここらへんは流石に最新技術を駆使していますね。
本体もかなり頑丈な構造になっていて衝撃に強いようです。
76cm高さからの金属面への垂直落下での耐性があるようです。
バッテリは内蔵型で、大容量。最大600回の被覆除去回数も
画像は専用の内蔵型バッテリ BTR-12
あくまで省電力モード(ECO)での話ですが、600回使用可能であるようです。
通常モードだと、300回。寒い時期ではこちらの通常モードを使うことになるようです。
バッテリは内蔵型ですが、これはユーザー側で取り換えが可能です。
心線被覆を除去する交換刃は工場側での交換のみ
ユーザー側では交換刃の取り換えは出来なくなっています。
これは従来からのフジクラのスタンスではありましたが、
今回もその仕様化がなされています。
0.25と0.5心線用の刃間隔切り替えが可能に
古河電工のホットストリッパ
S218R-500
を意識したのか、刃の間隔を切り替えられるスイッチを搭載しています。
0.5心線はほぼNTTの通信インフラくらいでしか必要性はないとは思われますが、
知っておいたほうがいいでしょう。
価格帯もそのクラスになっており、むしろ高くなっています。
ホットストリッパを通販で検討される方はこちらまで
さすがに今風な最新モデルになっている
Bluetoouth無線通信機能によるスマホでの設定変更とは
なかなか今風ですね~
このような機能は今後、融着機やIDテスタなどと言った機種にも
搭載されていくかと思われます。
ま、「スマホが使える人にとっては」ですけどね。
あと、このホットストリッパは通信用のファイバ用途では
使われなさそうなオプションがあります。
今日では、光ファイバも医療用や産業用途でも幅広く使われており、
そちらの業界向けの機種としても出されているのですね。
径80μmのファイバ心線など、どこで使われるのか・・・
と思ってしまいます。