光ファイバ融着接続機には、単心、4心、8心、12心と4種類のラインナップがありますが。
*24心もありますが、ここでは例外とします。
詳しくは、右記記事リンク参照 24心テープ心線対応融着機が存在する
国内の業界でお仕事されている方ならば、ほとんどの方が。
4心、8心で事足りるので、必要なし
と即答されると思われます。
結論としての話はこれで終わってしまうのですが、素朴な疑問として気になりませんでしょうか?
単心、12心融着機は導入検討すべきなのか?
何故、現在でも4種類もラインナップを揃えているのか。
海外の通信インフラ事情
今や融着機のメイン市場は海外です。
主に北米と中国ではありますが、12心テープ心線の光ファイバケーブルが基幹伝送中継インフラとして使われています。
敷設接続の際には、12心融着機が必要になります。
また一部の海外では、単心ファイバ心線光ファイバケーブルが基幹伝送中継インフラとして使われているので、ここでも敷設接続の際には、単心融着機が必要となります。(4心、8心、12心までは必要ないということ)
光通信伝送装置内での配線事情
工場用途で12心融着機利用が有効に利用されています。
基幹伝送網の通信回線において、ここ近年非常に高速化してきています。その伝送機器も40G、100Gなどとも言われる伝送速度にもなると当然光化しているのですが、内部の回路の基板への配線から光ファイバ心線なのです。その基板へのハーネス配線に、12心一括で接続できるため使われているそうです。
通常の電線とは違い、半田やコネクタ接続ではなく、光ファイバ心線融着でするらしく、12心一括で接続が完了するので、工程が効率化するのです。