私は仕事柄、光接続の職人の方々と良く話をする機会があるのですが、
その中でもよく出てくる話が『古河電工S123シリーズが良い』
という言葉がです。
何が良いのか、と尋ねましたらば「繋ぎ直しがほとんどない、仕事がスムーズにいく」
というではありませんか。
職人とは自分の仕事で使う商売道具に愛着を持つもの・・・
なので、自分が使っててうまくいっているのを好印象を持つのは、よくある話なので
あまり気にはしていなかったのですが、
こうもあちこちから出てくると、本当にそうなのかなと思わざるを得なくなりますね。
■V溝を押さえて風防を閉じることが可能になるクランプが復活
私は特にこちらを推していたのですが、あまりご存じない方が多いご様子・・・
上記の図のように、左右のV溝にテープ心をのせて上からクランプしていくことが可能。
ファイバホルダをのせる前には、以下の図のように上にあげてしまっていればよい。
実はこの機能は、古いモデルの融着機には標準装備でありました。
S121,S122ではなくしてしまっていました。
フジクラでも、FSM-17R、50R、なんと最新機種の12R、19R+、70R+でもなくしてしまっていました。
住友電工では、TYPE-201では装備されていませんが、
TYPE-71シリーズでは標準装備されています。
それが復活したのですね。
クロージャートレーの中で、収納状態が悪く、寄りがついてしまっていてファイバに曲がりクセついている場合。
安心して、風防が閉じることが出来ます。
モニタに4心テープが片方だけ、3心しか写っていないなどということがなくなります 笑
■緑色のストッパーを付け外しで、両方の機能になる!
実は従来のように風防をあげるとそのクランプも一緒にあがっていくようにもなります。
これも意外と知られていない・・・
クランプを上げ切ってしまって、緑色のストッパーを止めると降りてこなくなります。
これで、曲げクセのないテープ心の場合にも使えて良いですね。
いちいちクランプで押さえる手間が省けます。
こういう細かい機能を使いこなしていっていただきたいですね。。