融着機での消耗部品の一つである電極棒
これはいつまで使えるのか、をキチンと把握されていますでしょうか?
メーカー側の推奨としては、
1000回とか1500回とか言われてはいますが。。
ま、私の答えとしては
「使えるだけ使えばいい」と思っています。
使っていると、黒いススが付いてくる時がありますが、
その際には、電極棒を取り外して、付属しているゴム砥石でキレイに取り去ってください。
放電がうまく出来ない可能性が出てきますので。
そうやって使い続けていても、
先端が丸くなり出したら要注意
そろそろ交換の時期
とでも、認識していただければと思います。
それまでは、2000回でも3000回でも使えばいい。
ベテランの方で、5000回ほどお使いして交換されている方もいます。
一万回以上も使われている方も・・・
では、電極棒を使いすぎるとどうなるのか?
ここさえ押えておけば良いという論理になりますが、
先にお話したとおり、
先端が丸くなってくるのですが、
これにより、必要以上に放電してしまいがちになります。
付き合わせたファイバを溶かしすぎて、石英成分のシリカが融着機の風防内に飛散することになり、V溝に堆積して、それがガラス粒として残り、こびりついて清掃しても取れなくなります。
で、いくら接続前の付き合わせを実施をしても軸が合わなくて融着接続へ進めなくなってしまう。
また、
電極棒の先端にまで、その石英成分のシリカが付着してしまって、放電を妨げる現象になりかねない不安が生じてきます。
これが、電極棒を交換しなければいけない根本原因です。
もし、ご存じなければ、この機会に覚えておいてくださいね。