融着機用のファイバホルダで互換性品を使うのは問題はないのか

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融着接続機用のファイバホルダって高額ですよね・・・

ここ近年安くなったとはいえ、4万~5万円もします。
気軽に買えるものではありませんよね。

そんな中、こちらも互換性品が出ているようです。
約半額程なので、かなりありがたいのではないでしょうか。

今の所、単心0.25μmだけしかないようです。

が、私共は前回の融着機用電極棒と同じくオススメしておりません。

実は、これくらいならばいいのではないか、大丈夫かなぁ。
とも思っていたのですが、そんなに甘くはありませんでした。

それは、

融着接続後の引張試験が出来ているのか不安になる

融着接続が終わった直後に左右のホルダ台座の下にあるモータが逆方向へ動いて
接続されたファイバが切れないかを、スクリーニングと言われる引張試験を実施します。

この評価を各メーカーは自前のホルダで検証して品質保証しているのです。

仮に互換性ファイバホルダも検証されている、
といった所でそれは融着機メーカー保証のものではありませんよね。

そのまま補強スリーブを付けて、接続ボックスのトレーに収納して
後々ロスが大きいなどと言う不具合があったとしても、

融着機メーカーはそれは互換性ファイバホルダを使っているから、と言われてしまいかねません。

スクリーニング試験などそんなの知らなかったわ、と。
使ってみたけど、問題なくずっと来ているから大丈夫っしょ。

と、いうことで問題なく行けている事も有りうるのも理解してはおります。

実際問題として、ホルダの何にその技術基準があるのかと言っても、
フタにあるゴムの摩擦具合やマグネットの強度くらいです。

その程度のものです。

が、いざと言う時にメーカー側へ逃げ道を与えてしまっている、
というのは少し考え直してみても良いのではないかと気になっていましたので、
お話しすることにしました。

メーカー正規品のファイバホルダを検討される方はこちら

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