(バケット装着使用状態:モノクロしか画像がありませんでした)
以前、架線のスパイラルハンガーを通線する通線具。
イワブチ製バケットランナーを販売したお客様より、「ロッドの金具の溶接部が折れた!」
という連絡があって、メーカー側が修理受付が出来ない。とのことなので、私どもで修繕対応致しました。
そもそも何で溶接部が折れてしまったのだろうと考えておりました所。
どうやら
矢印の先端部分をご覧いただきたいのですが、通線具のFRP心棒を繰り出すリードワイヤーが丸ごとポロンと外れてしまったそうです。
写真図左側の「リードワイヤー繰り出し部分」にゴムチューブを巻かれているのが、お分かりでしょうか?
これは、メーカー側が標準で対応しているわけではありません。
リードワイヤーを繰り出し過ぎない為に、ブレーキ機能としてお客様側にて取り付けられたようです。
その結果、シャフト根元の溶接部分に負担がかかり、何度も使用しているうちに外れてしまったようです。
塗装は剥げ落ちても構わないので、溶接補強して欲しいとのことでした。
完了しました!
拡大図です。
ただ単に元の状態に補強するのではなく、鉄板2枚使用して挟み込むことにより、さらに強靭な補強を実現させました。
これで、心配はないでしょう。
通線具は意外にデリケートな機器なんだな~と感じました。
このようなご経験はありませんか?コメントでお知らせください。