結構通線具本体ロッドそのものについての情報をお持ちでない方が多いようなので、
サラッと簡単に解説してみようと思いました。
通線具というツールはその業界は意外と狭く、選択肢は限られています。
その中でも今回は、通信事業者の線路インフラとしての架線用機種についてのツールを
具体的な機種の例をあげて取り上げてみたいと思います。
まずはその使われている架線のメッセンジャーワイヤーにケーブルを吊るハンガーの分類があります。
簡単にその分類と施工ツールとなる製品をあげて参ります。
スパイラルハンガー用(又は、コサインカーブハンガー用)
超有名なイワブチが提供している「スパイラルハンガー」は、広く採用事業者があり、
一時期NTTでも採用されていた時期もありました。
NTTでは今は、フジクラが提供している「コサインカーブハンガー」通称:CCH
というハンガーを採用しています。
元々架線用の通線具が普及した一番の要因がこのシリーズのハンガーが
採用されていったのが背景にあるとのことをよく伺っております。
実際、通線する際にハンガーを通す先端具となる『通線体』が必要となりますが、
それにはやはり「スパイラルハンガー」提供元として、施工ツールとしても供給されていた
が有名です。
ロッドリールを収納して運搬が可能なタイプとして、
とバケットに取り付けられる
があります。
マーベル(プロメイト)
スタンド式としては
スーパーイエロー
バケット取付式としては
バケットランナー
があります。
あと、
ツール・ディポやツールタウンと言ったこのマーベルの販売に関係する会社も
独自に販売しているタイプがありますが、詳細はまたの機会にお知らせします。
ケーブルハンガー(ケーブルリング)用
径間が約1m近く間隔を置いて施工されるケーブルハンガー
(ケーブルリングとも言われる)
を通線するには、スパイラルハンガー用の通線具では、
確実性がなく現場で使用するには不安が伴う、ということでよく利用されているのが
元々電柱に素登り状態で、バケットを使わずケーブル施工が可能になる
「一束化工法」を提唱した通線具
ガイド工具という先端具を使用することにより、
既設ケーブルを把持した招待で通線することが可能。
ケーブルガイダーというんは先端具のことをいうようで、それを使用することにより、
既設ケーブルを把持した招待で通線することが可能。
ロッドは60mタイプと100mがある
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この通線具の業界も、ゆっくりではありますがなかなか進歩して行っています。