融着接続機は、電子機器です。
なので、当然ながら電子制御基板、電源基板。配線接続半田付けなどがありますが、これらは基本的に湿気に弱いです。
錆びてきて、電気信号が通りにくくなるため、満足に操作が出来なくなったり、電源が入らなくなったりします。
ここ近年の融着機は、防水対策がされていてそれをアピールしていますが、『小雨が降っている時に少し安心出来る程度』なのです。
風防を開けて雨が進入してしまえばひとたまりもありません。
しかも、雨を防げたとしても安心出来ないのです。
現場では毎日天候が変わります。
少々の小雨でも作業はしないといけない日もあるでしょう。
冬場は気温が低く、湿度も上がらないため、さほどでもないのですが、問題は夏場です。
融着機の内部にはやたら湿気が充満しており、エアコンなどが聞いていて部屋が涼しいと、恐ろしいことに中で湿気が水分として内部に付着(結露といいます)。
基板を錆びさせる要因となります。
そうなると、修理に出すことになるのですが、その場合、まずその基板ごと丸ごと交換となります。
決して安くはありません。
ですが、まだ手配できているうちは良いです。
うかうかしてると保守対応すらも出来なくなってきます。
補修部材が手配できず、在庫限りとなっている修理対応がすべて出来るわけではない注意状態の【保守満了】と謳われている機種、もう既に補修部材も尽きて、修理作業も全く出来ない【保守完全終了】の機種ついては、特に要注意です。
では、どうすればいいのか
雨の日は作業しない。のがいいのですが、そういってばかりもいられないですよね。
そこで、まず考えられるのが
現場から帰って事務所や倉庫に持ってきても、すぐに収納ケースに入れないこと
そして、
融着機の風防を開けた状態で風通しの良い場所、そんな場所がなければ軽く扇風機を掛けて湿気を逃がす
このような安い卓上扇風機で構いません。
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さらに、
収納ケースに、乾燥剤を入れておく
ここまでやっておけば、かなり湿気により基板や電源の錆を防止できるのではないでしょうか。
乾燥剤もわざわざ買うと費用もバカになりません。
日ごろから食材やお菓子などについている乾燥剤をためておくといいかもしれませんよね。
何事も日ごろから「備えあれば憂いなし」ですね