可視光源使用禁止になる状況とは

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可視光源による光ファイバ心線の断線確認や心線対称識別は非常に便利でわかりやすく根強い人気です。

何しろ赤い光を目視で確認出来るのですから当然と言えば当然ですよね。

目に見えない対称光源を送って、IDテスタでクランプして反応を確認する。と言うよりは極めてシンプルです。

しかし、実は、この可視光源。使用禁止になる工事場面があるのです。

通信線路工事ででも、一戸建て、マンションやユーザービルや事業所への通信回線の開通工事にでも言えることなのですが、現用回線が流れたままの状況で開通工事をする場合があります。

そういう場合は原則として【使用禁止】となっているようです。

局内側の送信装置は、その送信側へ戻って来るかのように他の光が入ってくると、途端に出力不安定になってしまって、通信障害の原因となってしまいます。実際にそのような事故の事例もあったようです。

ユーザー側から可視光源を入光させた場合、局内側の送信装置へ光が入ってしまう可能性があります。

送信側で使われている波長は、1.31μmとか1.55μmなので直接関係ないように思えます。

しかも、スプリッタで4分岐、8分岐などされているので可視光源の光パワーは極々弱いレベルになっているはず。

ですが、全く何の影響もないとは言えないようで、NTT他通信事業者側としては【使用禁止】にしているようです。