工事会社は、光損失試験計測器である光源と光パワーメータを『ID』と呼ぶときがありました。(もう過去になりつつあります)
それはいったい何故でしょうか。
IDテスタは、昔の機種で損失測定機能が付いたものがあった
上記機種は、NTTとフジクラ共同開発品で、NTT-RECでの取扱いのみであった機種です。
損失測定機能どころか、通話機能までありました。
この機種が原因であるとおもわれます。その当時からのベテランの光接続工事職人の方々は、今でもIDテスタと言えば、心線をはさみこんで道通チェックする心線判別をするチェッカーとしてだけでなく、損失測定機能、受光レベル測定機能(システムレベル測定とも言う)、通話機能までもそう呼ぶ方がおられます。
250万円以上と、高額でありました。
今では、送受信揃えても、せいぜい30万もしないでしょうが、その当時は、送受信セットで、250万円以上もしました。
のちに、通話機能だけ省いた機種が出て、100万そこそこにはなりましたが、それでも高かったですね。
その当時の名残でしょうか。
フジクラは、未だにIDテスタに、損失測定機能、受光レベル測定機能を備えている機種をリリースされていますよね。