校正証明書が必要だ。
提出して欲しい・・・
そのような事態になることもしばしばあると思われます。
では、そもそも何故そのような書類が必要になるのか。
まとめてみました。
必要性の要員を考察
校正証明書(トレーサビリティ体系の証明書も含む)が必要とされる大きな要因は2つ
1.ISO9001規定にて、計測器を定期的(1年、2年に一度など)に校正することにしている場合。
2.作業報告データへの計測値への信頼性向上を求められる場合。
この2つが挙げられます。
1.の場合は、話は簡単ですね。取り決められているから実行する、と言うただそれだけの話です。
判断が難しいのは、2.のほうです。
工事、メンテ作業の発注元(通信事業者、官公庁、又は元請通建会社)が、協力会社より日々送られてくる作業データの計測値が、膨大なものになってくる・・・
開通したユーザーからは、不具合の声が増えた場合など、
「協力会社は、ちゃんとした計測器で作業をしているのだろうか。」
と思ってしまう心境もわかる気がします。
実際の障害対策は、計測器に問題があることなどほとんどないのでしょう。
ですが、要因としては全くなくもない・・・
まぁ、何にせよ校正証明書を出すには費用が発生します。
所持している光パワーメータ一つにしても台数を考えると馬鹿になりません。
お金の問題になってくるので、そうおいそれとは判断出来ない話でしょう。
昔は、NTT工事では、使用する計測器もメーカーや機種が決められていて、結構雁字搦めでした。
元々公共インフラなので、分かる気もしますが。
それが、10数年前より「特に規制は設けない。校正証明書が出る計測器ならば使用して良い」と言うことになったのです。
それから考えると、ずいぶんと自由になったものです。