フジクラの単心用ファイバホルダで、
ファイバガイド部分に突起がない機種があるのをご存知でしょうか?
FH-50シリーズの0.25用、0.9用の単心ホルダでは他のメーカーと
同様、ホルダ先端に突起がありますが、FH-60シリーズにはこの突起がありません。
ホットストリッパで被覆を除去する対応を意識して仕様化
テープファイバのように単心0.25用、0.9用のファイバ被覆を除去する需要が多く、
その対応を意識したファイバホルダであるようです。
このような対応は、フジクラだけです。
心線余長がない場合にはホットストリッパの被覆除去刃とホルダ先端部分の距離ですら詰めたくなる
実際には実物を見ないとピンと来にくい部分ではありますが、
ホットストリッパの被覆除去刃とホルダ先端部分には微細な隙間があります。
心線の余長に余裕があれば、その程度の隙間など気にならないでしょうが、
そうではない時にはそこですら気にかかってしまうかもしれません。
あと、ホルダ先端部分がホットストリッパの台座部分にピッチリと付くようでないと
気が済まない方もおられるのかもしれません。
単心ファイバでも0.9心線の被覆除去には要注意です
これは電線メーカーによっても仕様が異なるところですが、
大方の方向性には違いはないようです。
フジクラの場合では、
0.25単心ファイバでの被覆がUV(紫外線硬化型樹脂)被覆では
ホットストリッパでどうにか被覆除去が出来るのですが
硬くてなかなか熱で溶けないプラスチック被覆(下記の画像の熱可塑性樹脂)がUV(紫外線硬化型樹脂)被覆の上にコーティングされている場合があります。
この場合は、ホットストリッパの被覆除去刃がガタガタになってしまうので、
対応には注意が必要です。
少なくともホットストリッパの熱加熱ランプ色の変化による加熱具合OKの目安はあてにしないほうが良いかもしれません。
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