少し余談的な内容の話なのですが、たまにはこんなのもいいかな~と思いました。
今回は、NTT-RECについてです。
正式名称:NTTレンタルエンジニアリング株式会社
歴史は意外と長く、1985年に民営化
数多くあるNTT本体の除く、その関連の会社の中でも、最も早く独立化をした会社のようです。
仲間意識が強く、排他的な姿勢を強行していた時代が長く続いていた
これはどういうことなのかというと、
ズバリ!電電公社時代のファミリー企業のメーカーしか取り扱っていませんでした。
融着接続機の名称も、最後の仕様型式となった機種で有名な【MF-5号】と言うのもNTT型式にて表記されていました。
当初は、アンリツ、安藤電気(現:横河メータ&インスツルメンツ)、住友電工、古河電工、日立電線、フジクラ等と言った。
資本関係まであるような、メーカーしか取扱いをしない姿勢でした。
入り込もうと散々頑張ったが門前払いを喰らったメーカーもあった
ミニパワーメータで、PHOTOMブランドで有名なグレイテクノスなどは、全く相手にしてもらえませなかったようです。
当時は、グレイテクノスではなく、伯東子会社ハクトロニクス(現在は伯東株式会社)の営業部長だったY氏は、
「いや~木下さん。NTT-RECさんはどうも我々のことがおキライのようですわ」
などと言われていました。
台風での災害復旧対策工事で大きく貢献した、NTT-MEに実績あった光トークセットが有力候補にあがったらしいのですが、
最終的に上層部より却下されてしまったとのこと・・・
ブチブチに切れてしまったファイバ線路を、部分的に通話を取ることが可能なクランプカプラ(IDテスタの原理を応用)をトークセットと組み合わせることにより可能となったので、その提案を機に入り込むつもりであったらしいが。。
現在は、まるで豹変してしまっており、商売気マンマンな会社になっておられます
それが、今や需要があるものは何でも取り込んでいこうという意気込み。
すっかり変わってしまいました。
取り扱い製品も、どこぞの海外メーカーのものまで積極的に扱うまでになり、
要求をあげれば、最短で2週間で決済が降りると言うスピード体制が整備されているらしく、
ビジネスチャンスを逃さないような姿勢が出来ているとのことです。
もちろん、レンタル請負先もNTT通建関係だけでなく、KDDI系であろうと、電力系であろうと、CATV系であろうと取引されているようです。
同業のレンタル会社からも一目置かれる存在
NTT-RECは、独自のスタイルをとっていると認識されているようで、なかなかマネ出来ないと思われているようです。
通信工事会社向けに特化したサービスという点では、大きく差を付けています。ここ近年では、電力工事用の設備までレンタルサービスを開始されているようです。
ほんとに一部の業界にしか展開していない会社だったのが様変わりしてしまいました。
こういう姿勢は見習うべきですね。